16日の日経平均株価は概ね横ばいで推移。前日比▲1.79円、▲0.00%となる37,753.72円で大引け。
東京株式市場オープン前に日本1-3月期GDP(速報値)が発表され、前期比▲0.2%と事前予想を下回る結果となった。
前日の終値より7円安い37,749円で寄り付き。寄り付き後は下落し午前10時頃に当日の安値である37,479円を記録。その後は買いが優勢となり反発、37,652円で前場クローズ。
後場は37,670円で寄り付いた後、上昇基調で推移しクローズ前に当日の高値である37,786円を記録。その後小幅に売られ37,754円で大引けとなった。当日は、午前中に下落が目立ったものの買い戻しが入り、1日を通してみれば横ばいでの推移となった。
セクター別では、電気機器(含む半導体)が前日比で大きくマイナス。一方で小売業、医薬品が前日比プラスとなった。個別の大型株では、リクルートHDが▲4.25%、東京エレクトロンが▲2.76%と大きく下落。一方、三菱電機が+3.47%、三菱重工が+3.06%と大きく上昇した。
中国の株価指数は、上海総合が▲0.40%、CSI300が▲0.46%、香港のハンセン指数は▲0.46%と軟調に推移。
なお日経平均株価CFDは今朝7:00頃に37,682円で取引されており、本日の東京株式市場は前日の終値から小幅に下窓を開けて寄り付きそうな状況となっている。
16日の米国株式市場は主要三指数が続伸。
米国株式市場オープン前に発表された米国4月住宅着工件数は1.361M(M:100万件)、建築許可件数は1.412Mとそれぞれ事前予想から大きな乖離のない数値だった。
SP500は前日の終値より12ドル高い5,929ドルで寄り付き。23:00に米国5月ミシガン大学消費者態度指数が発表され、50.8と事前予想を下回る結果。また期待インフレ率が7.3%と非常に高い数値を示した。これを受けて序盤は上値の重い推移が続き当日の安値である5,907ドルを記録。しかしこのレベルでは次第に買いが優勢となり上昇へと転じると、NY正午頃に5,940ドルを突破。
NY午後は一時下落する場面もみられたものの堅調な推移が続き、取引終了直前に当日の高値である5,959ドルを記録した後、5,958ドルでクローズとなった。米国がトランプ大統領の中東訪問を通じて、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)などから投資を取り付けたこともあり、リスクオンムードが続き、同指数は堅調に推移した。
セクター別ではヘルスケアが+1.96%、公共事業が+1.41%と大きく上昇。一方でエネルギーが▲0.18%と大幅に下落した。個別の大型株では、イーライリリーが+3.29%、テスラが+2.09%、ウォルマートが+1.96%と上昇。一方でブロードコムが▲1.73%と軟調に推移した。
なお引け後に米国の格付け会社ムーディーズ・レーティングスが米国の信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に一段階引き下げた。これに対し米国のベッセント財務長官は「ムーディーズは遅行指標」と発言した模様。
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