16日は、ドル円が概ね横ばいで推移。
ドル円は145.69円で東京早朝を迎えると、8:50に日本1-3月期GDP(速報値)が発表され、前期比▲0.2%と事前予想を下回る結果。これを受けて円売りが優勢になる場面も見られたが、東京仲値にかけてはドル売りが優勢で145.00円を一時割り込んだ。145円丁度が心理的節目になったか一時反発したものの、ロンドン時間にかけて再度下落、当日の安値である144.92円を記録した。
ロンドン時間は特段の追加材料ないなかで、ドル買いが優勢でドル円は堅調に推移。午後9時頃には145.60円を突破した。
NY時間に発表された米国4月住宅着工件数は1.361M(M:100万件)、建築許可件数は1.412Mとそれぞれ事前予想から大きな乖離のない数値だった。ドル円相場への影響は限定的で145.50円を挟んでの推移が続いた。その後23:00に米国5月ミシガン大学消費者態度指数が発表され、50.8と事前予想を下回る結果となった。ただインフレ期待(1年先)が7.3%と大きな数値で、これを受け米金利が上昇、ドル円も連れ高となり当日の高値である146.10円を記録。
146.00円を挟んで週末を迎えそうな雰囲気であったが、NYクローズ直前に米国の格付け会社ムーディーズ・レーティングスが米国の信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に一段階引き下げたことを受けドル円は下落、145.64円で週末を迎えた。なお今朝もギャップダウンしてスタートしており、145.00円を伺う展開となっている。
なおムーディーズの発表に対し米国のベッセント財務長官は「ムーディーズは遅行指標」と発言した模様。
ポルトガル総選挙(18日)
ポーランド大統領選(18日)
トルコ、カナダ祝日
11:00 中国4月小売売上高
11:00 中国4月鉱工業生産
18:00 ユーロ圏4月HICP(改定値)
23:00 米国4月景気先行指標総合指数
大手格付け会社ムーディーズ・レーティングスが米国の信用格付けを引き下げたことにより、ドル売りが進行し現在145円前半で推移している。
下落が続く場合、まずは心理的節目である145円丁度、そして以前に上値抵抗として意識されていた144円丁度を意識しておきたい。特段のサポートラインではないものの、1円単位での値動きが意識されやすい相場のように思われる。
上昇する場合、まずは146円台を回復、維持できるかが焦点。その後は節目の147円丁度に注目したい。
レジスタンス:148.00円、151.00円、152.35円、154.50円
サポート:144.00円、142.00円、140.00円
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