13日はドル円が下落。
米中相互関税の引き下げによりリスクオンムードの中、ドル円は148.46円で東京早朝を迎えると、東京仲値にかけて円買いが優勢でドル円は下落、147.80円を割り込む展開。東京午後、ロンドン時間にかけては147.70円から148.00円でのレンジでもみ合いとなった。
ロンドン時間は、18:00にドイツ5月ZEW景況感調査が発表され、期待指数は+25.2と事前予想を大きく上回る結果となった。これを受けてユーロドルの反応は大きくなかったが、ユーロ円が緩やかに上昇、ドル円も連れ高となり148.20円を超える水準まで回復した。
NY時間は、21:30に米国4月CPIが発表され、総合指数が前年同月比+2.3%と事前予想を小幅に下回る結果。なお食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比+2.8%と概ね事前予想通りの結果だった。これを受けてドル円は乱高下した後、下落基調へと転じた。その後もドル売りが続きドル円は当日の安値である147.37円を記録した後、小幅に上昇し147.48円で東京早朝を迎えている。
同日、米国当局は「サウジアラビアが今後4年間で米国に6,000億ドルを投資することを確約した」と発表した。
さらに同日、「米政権は、アラブ首長国連邦(UAE)に対してエヌビディア製の最先端半導体100万基以上の輸入を認める取引について検討している」とブルームバーグが報じた。
08:50 日本4月国内企業物価指数
15:00 ドイツ4月CPI(改定値)
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数
米中貿易摩擦の緩和が好感されドル円は上昇するも、米国4月CPIで総合指数が事前予想を下回ったことなどから下落へと転じた。
下落する場合、4月~5月にかけてドル円相場のポイントとなっている146.00円に注目したい。146.00~148.00円は滞在時間が短かったこともあり、このレベルまでの下落は視野に入れておきたい。
上昇する場合、148.00円を突破、維持するかが大きな焦点。その後は心理的節目である150.00円、レジスタンスである151.00円を意識しておきたい。
レジスタンス:148.00円、151.00円、152.35円、154.50円
サポート:146.00円、144.00円、142.00円、140.00円
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