7日はドル円が反発。
ドル円は142.41円で東京早朝を迎えるとブルームバーグが「ベッセント米財務長官とグリア米通商代表部代表が今週、中国当局者とスイスで会談する予定」と報じたことにより急上昇、143.20円を突破。その後の東京時間は特段イベントがない中、142.80円から143.30円のレンジでもみ合い。
ロンドン時間はFOMCを控えていることもあり143.30円を挟んでの小幅な値動きが続く展開。
NY時間はFOMCを控えてややドル高で推移しドル円は143.60円付近まで上昇。その後27:00に金融政策据え置き、政策金利は4.25-4.50%で据え置かれることが伝わった。また声明文では「インフレ率の上昇リスクが高まっている」ことが強調された。
同時刻にトランプ大統領が「中国との通商交渉を進展させるために先に関税を引き下げるつもりはない」と発言したと報じられたこともあり一時143.00円を割り込んだが、次第にインフレ上昇リスク、追加利下げが遠のいたことが意識されドル買いが強まると、当日の高値である144.01円を記録。143.82円で東京早朝を迎えている。
なおパウエルFRB議長は記者会見で「今年利下げをするのが適切なケースもあればそうでないケースもあり、どちらになるかは状況が明らかにならない限りわからない」「(関税が同水準のままであれば)持続的なインフレ効果となる可能性もある」と利下げに慎重な姿勢を見せた。
さらに同日、米国当局関係者によると「バイデン前政権が打ち出したAI向け半導体の輸出規制強化策を撤回する方針」だとブルームバーグにより報じられた。
ロシア祝日
08:01 英国4月RICS住宅価格指数
15:00 ドイツ3月鉱工業生産
15:00 ドイツ3月貿易収支
16:30 スウェーデン中銀、金融政策決定会合
17:00 ノルウェー中銀、金融政策決定会合
20:00 英中銀(BOE)、金融政策決定会合
20:00 英中銀金融政策委員会、議事要旨
21:00 メキシコ4月CPI
21:30 米国1-3月期非農業部門労働生産性
21:30 米国1-3月期単位労働コスト
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
23:00 米国3月卸売売上高
ドル円は上昇へと転じ、144.00円目前で推移している。
上昇が続く場合、まず144円丁度を突破、維持するかが焦点。その後は心理的節目である145.00円に注目しておきたい。
下落へと転じる場合はまずは直近で下支えされた142.00円を意識し、そこを明確に割り込む場合には警戒を強めておきたい。
レジスタンス: 148.00円、152.35円、154.50円
サポート:142.00円、140.00円
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