27日はドル円が上昇、上値抵抗として意識されていた151円丁度を突破。
東京早朝を150.60円で迎えると、米国に輸入される自動車への追加関税発表を受けリスクオフムードが漂うなかドル円は下落、150.30円を下回る展開。EUが「米国が自動車輸出に関税を課す決断を下したことを深く遺憾に思う」と声明を発表するなど、米国とEUの関係悪化も意識されるなかで下落が続き午後1時頃に当日の安値である150.06円を記録した。しかしこの水準では次第に買いが優勢となりロンドン時間にかけてドル円は反発。
ロンドン時間は特段イベントがない中、米長期金利が上昇。ドル円も連れ高となり151.10円付近まで上昇した。ただ151円丁度レベルが上値抵抗として意識され、その後は反落へと転じる場面も見られた。なおWall Street Journalが、ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉省長官が「同省の規模を大幅に縮小し、全米の保健機関の再編や地方事務所の閉鎖を行う」「1万人の常勤職員を削減する予定」と発言したと報じられた。
NY時間は米国10-12月期GDP(確定値)が発表され、前期比年率で+2.4%と事前予想を小幅に上回った。またコア個人消費支出価格が+2.6%と事前予想を小幅に下回る結果となり、総じて前向きに捉えられる結果だった。なお同時刻に米国前週分新規失業保険申請件数も発表されており、こちらは22.4万件と事前予想と概ね同水準であった。
その後、ロンドンフィキシングを挟んでドル円は乱高下。最終的には期末にむけたドル買いが優勢となり、ドル円は当日の高値である151.16円を記録。151.04円で東京早朝を迎えている。
08:30 日本3月東京都区部CPI
16:00 英国1月商品貿易収支
16:00 英国1月貿易収支
16:00 英国10-12月期GDP(改定値)
16:00 英国10-12月期経常収支
16:00 英国2月小売売上高
16:45 フランス2月消費支出
16:45 フランス3月CPI
16:45 フランス3月PPI
17:55 ドイツ3月失業者数
17:55 ドイツ3月失業率
19:00 ユーロ圏3月消費者信頼感(確定値)
19:00 ユーロ圏3月経済信頼感
21:30 カナダ1月月次GDP
21:30 米国2月個人所得
21:30 米国2月個人消費支出(PCEデフレーター)
23:00 米国3月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)
ドル円は上値抵抗として意識されていた151円丁度を突破。上昇が続く場合には、何度か上値が抑えられてきた152.35円付近を突破できるかがポイント。
下落する場合は直近まで意識されていた150.00円と、以前強いサポートとなっていた148.50円に注目しておきたい。
レジスタンス: 152.35円、154.50円、158.88円
サポート:148.50円、146.00円
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