7日は米長期金利低下、ドル円反落
東京早朝を154.63円で迎えると、東京株式市場オープン後に154.71円まで上値を伸ばしたものの、その後に三村財務官が「投機的な動向も含め、極めて高い緊張感を持って注視する」と発言したことで日本円の買い戻しが優勢となり、東京午後に154円丁度を割り込んだ。
ロンドン時間は154円丁度を挟んで小動きの時間が長く続いた。21時に英中銀が政策金利を0.25%引下げ、4.75%に設定。ただ大方の予想通りの結果で、その後は英ポンドの買い戻しが優勢となった。また同時刻から米長期金利が低下へと転じ、徐々にドル売り圧力が強まった。
22:30に発表された米国前週分新規失業保険申請件数は22.1万件とほぼ事前予想通りの数値、同時刻に発表された米国7-9月労働コストが前期比年率で+1.9%と予想を上振れたが、米国の長期金利やドル円相場への影響は限定的に留まり、ロンドン時間から続くドル売り優勢の展開が続き、ドル円はNY午前のうちに153円丁度を割り込んだ。
NY午後に行われたFOMCは大方の予想通り政策金利を0.25%引下げ4.50-4.75%に設定。パウエルFRB議長は会見で「労働市場の過熱はパンデミック以前の水準まで引き下げられ、強いインフレ圧力の源泉ではなくなっている」と指摘。その上で「まだ強いインフレ圧力が残っている」と伝えた。ドル円は152.69円まで安値を更新したものの、このレベルでは買いが優勢となり152.91円まで値を戻してNYクローズを迎えている。
08:30 日本9月全世帯家計調査
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
14:00 日本9月景気先行指数
14:00 日本9月景気一致指数
16:45 フランス9月貿易収支
16:45 フランス9月経常収支
21:00 ブラジル10月IPCA
22:30 カナダ10月新規雇用者数
24:00 米国11月ミシガン大学消費者態度指数
155.00円を目前に反落したものの、まだ上昇基調が続いているとも捉えられる状況。ここから再度、上昇気流に乗っていくか、それとも下落へと転じるかが本日の注目点。
151.00円を明確に割り込むと、下落の勢いが強まりそうなチャート形状と言える。
レジスタンス: 155.00円、162.00円
サポート:140.00円
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