中級
テクニカル分析
上昇ウェッジ / 下降ウェッジ
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上昇ウェッジとは / 下降ウェッジとは
- 上昇ウェッジ(上昇ウェッジ型)とは、上値と下値を切り上げながらもみ合うチャートパターンのことです。サポートラインよりもレジスタンスラインの勾配の方が緩いため、最終的には、どこかの時点で2本のラインはぶつかることになります。
- 下降ウェッジ(下降ウェッジ型)とは、上値と下値を切り下げながらもみ合うチャートパターンのことです。サポートラインよりもレジスタンスラインの勾配の方が急なため、最終的には、どこかの時点で2本のラインはぶつかることになります。
上昇・下降ウェッジは、なぜ重要なのか
チャートパターンがウェッジ型になっているということは、ウェッジの上下いずれにもブレイクできずにとどまっていることを示します。そのため、その後ウェッジのラインをブレイクアウトした際には、ブレイクアウトした方向に大きな値動きをみせる、という予測を立てることができます。
どのように活用すると良いか
ウェッジ型というチャートパターンを意識することで、その後に期待されるブレイクの特徴がわかります。ウェッジから下向きにブレイクアウトした場合、急落する可能性が高いといえます。同様に、ウェッジから上向きにブレイクアウトした場合、急騰する可能性が高いといえます。そして、たいていの場合は、ウェッジの方向にブレイクアウトします。ウェッジを意識することで、トレンドを予測したり、値動きのパターン(ガートレー・パターンやバタフライ・パターン)を確認することができます。
こちらでオープニング・レンジ・ブレイクアウトについてもご覧ください。