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FXのpipsとは

所要読了時間 4分

通常、為替レートの変動は極めてわずかな上昇でも反映されます。その際に使用される単位がpipsです。pipは”percentage in point”の頭字語で、通貨の共通単位としてFX取引で使用されます。

通貨ペアによって変わりますが、ほとんどの場合、pipsはレートの小数点以下第四位の数値を指します。これは1%の100分の1に相当する単位です。



レートの最後にある上付き数字はpipの端数で、pipの10分の1の単位の数値を表しています。この端数によって、より正確な値動きを確認することができます。


Pips変動例

通常、為替レートの変動は極わずかな上昇でも反映します。その際に使用される単位がpipです。pipは、”percentage in point”の頭字語で、ほとんどの通貨ペアでは、レートの小数第四位を指します。それは1%の100分の1に相当する単位です。

USD/JPYと EUR/USD を例にとって、pipsの変動を見てみましょう。
USD/JPYの場合、小数点以下第二位の数値の変動を計算します。
USD/JPY が、106.200から106.400に動いた場合、20pipsの上昇となります。
反対に USD/JPYが、106.050から105.950に動いた場合、10pipsの下落となります。


EUR/USDの場合、小数点以下第四位の数値の変動を計算します。
EUR/USDが、1.10250から1.10350に動いた場合、10pipsの上昇となります。
反対にEUR/USDが、1.10350から1.10250に動いた場合、10pipsの下落となります。


1pipの価値の算出方法

1pipの価値は、どの通貨ペアをトレードするかによって異なります。通貨ペアには、ベース通貨(左側に表示)とカウンター通貨(右側に表示)があり、カウンター通貨に基づき算出されます。


それでは、USD/JPYのようにUSDが基軸通貨の例を見てみましょう。

  • USD/JPYを106.20で10,000通貨買った場合、1pip上昇するごとに100円の利益を得ることになります。その後、106.40(20pipsの上昇)で売り決済した場合は、2,000円の利益となります。
  • 上述と同じ条件でポジションを持ち、106.00で売った場合(20pipsの下落)、2,000円の損失となります。


つぎは、EUR/USDの例を見てみましょう。

  • EUR/USDを1.10550で10,000通貨買った場合、1pipの上昇は1米ドルの利益を意味します。その後、1.10650で売った場合(10pipsの上昇)、10米ドルの利益となります。
  • 上述と同じ条件でポジションを持ち、1.10450で売った場合(10pipsの下落)、10米ドルの損失となります。

証拠金pip計算ツールのページもご覧ください。

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