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ベアマーケット/ブルマーケットとは

所要読了時間 4分

簡単にいうと、ベアマーケットは下落相場、ブルマーケットは上昇相場のことを表します。長期間な上昇傾向または下降傾向がみられる場合、または大幅な上振れや下振れがみられる場合に、これらの相場の状況を表す用語が使われます。

ベアマーケットとは?

持続的に大幅な下落をしている市場は、ベアマーケット(弱気市場)と呼ばれます。ベアマーケットでは、株式や流動性の低いエマージング通貨等のリスク資産が売られるため、マーケット全体の下振れが強まるのが特徴です。

また、ベアマーケットのような相場の下落時には、多くのトレーダーが参入しようとします。その後、底に達したと感じた時点で、買い戻していくことになります。

ベアマーケットではリスク資産は投げ売られる一方で、安全資産の需要が高まることから、特にUSDやJPYといった安全通貨が上昇する傾向が見られます。

ブルマーケットとは?

持続的または大幅な上昇をしている市場を、ブルマーケット(強気市場)と呼びます。

ブルマーケットでは、資金を投資する傾向が強まります。マーケットの信頼性が高まるため、一般的に、リスク許容度も高まります。

これによって、連鎖的に、多くの市場が上昇傾向となります。その代表が株式市場ですが、AUD(豪ドル)、CAD(カナダドル)、NZD(ニュージーランドドル)や、エマージング通貨も買われることになります。逆にJPY(日本円)やCHF(スイスフラン)、また場合によっては、USD(米ドル)などの安全資産は売られる傾向があります。

逆に、ベアマーケットでは、リスク資産が投げ売られる一方で、安全資産の需要が高まることから、特にUSDやJPYといった安全通貨が上昇することになります。

ブル・ベアを意識しないといけない理由

FX取引は、ブルマーケット・ベアマーケット、どちらでもトレードすることができるというメリットがあります。それは、FXは通貨ペアの取引であるため、一方の通貨が強い時は、他方の通貨が弱くなるためです。これにより、上昇相場・下落相場の好きな方を選べるのです。

マーケット全体が、ブルなのかベアなのかによって、外国為替市場のトレンドは左右されるため、ブル・ベアの状況を把握しておくことは大変重要です。そうすることで、リスクとリターンのバランスを意識し、エントリーと決済のベストタイミングをはかることができます。

ブルマーケットでは、上昇時に多くのトレーダーが参入しようとします。その後、天井に達したと感じた時点で、売り抜けていくことになります。

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