中級

ファンダメンタル分析

レッスン進捗状況
0%
6 レッスン中 0 レッスン完了

規律あるトレーダーに

学んだ内容を、デモ口座で実践。リスクと感情をコントロールし、優れたトレーダーを目指しましょう!

経済指標の読み方

所要読了時間 5分

経済指標などの数値発表は、各国の金融政策や政治的判断に大きな影響を及ぼすため、トレーディングにおいて重要な要素として注目されています。ただ、発表されるものは大変多いため、その中でも最も大きい影響やボラティリティを生み出す可能性がある経済指標や発表イベントは何かを把握し、マーケットの一歩先を狙うことが重要です。
それでは、最も注目されている指標についていくつか見ていきましょう。

economy announcement

雇用統計

米国のNFP(非農業部門雇用者数)にせよ、またオーストラリアのEmployment Change(雇用者数増減)にせよ、いずれにしても雇用統計に関する指標は国家・地域ごとの成長または縮小を測る極めて重要なデータです。
世界各国の中央銀行は、「健全な雇用・就業状況」に類するものを確保する責任があります。このため、自国の雇用・就業状況があるべき状態にないとみられる場合、金融・財政政策によって、他の様々な経済要素も含めて影響を与えようとします。

employment

消費者物価指数(CPI)

「健全な雇用・就業状況」とともに、常に各国の中央銀行の責任とされるのが「物価の安定」です。インフレ率(物価上昇率)を測る指標として、生産者物価指数(PPI)、輸入/輸出価格、食糧価格指数(FPI)、小売物価指数(RPI)、卸売物価指数(WPI)、その他様々なものがありますが、その中において消費者物価指数(CPI)は、消費者の行動に近いという意味でとりわけ重要視されているといえるでしょう。成熟した先進国経済においては、CPIの数値としてだいたい一般的に1%~3%の範囲を適正とします。

consumer

中央銀行定期会合

各国の中央銀行が今後将来にわたってどのような金融政策を打ち出していくのか?これを読み解くカギを探して、投資家たちは経済指標を追っています。したがって、各国の中央銀行の決定内容だけでなく、それをどう実際に実行していくか、ということを常に追っていくことが重要だといえるでしょう。中央銀行の定期会合では、政策金利の引き上げや引き下げ、将来の政策の予告や地ならし、慣例を打ち破る政策の導入などが発表され、その効果も即座に現れるものから長期にわたるものまで様々です。

bank small wide

消費者と民間経済の動向および相関関係

毎月世界中で、マス消費者や民間企業の景況感に関するデータが公表されます。これらの数値は変動が大きいものではありますが、いずれにしても各エリアのマーケットの見通しに影響を与えています。なお、企業心理は経済の先行きについてより敏感かつある程度楽観的にとらえ、消費者の心理・動向よりも先に動く傾向があります。もし、企業関連の指数と消費者関連の指数が同じ方向を向いている場合、通常マーケットにおいては強いシグナルとみなされます。

小売売上高

先進国経済において、消費者の動向は主要な原動力のひとつです。小売売上高は消費傾向を他の指標に比べてより忠実に反映するとされており、広く注目されています。

price

本ページ内容の無断引用・転載・配布を禁じます。
本ページに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、通貨、CFD、その他あらゆる金融商品の、購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に盛り込まれている、いかなる見解や情報も、予告や通知なく変更することがあります。本文書は、特定の投資目的や、何らかの財務的背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている、あらゆる過去の価格データ・価格推移データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書については英語版を原版とし、翻訳版と原版で相違がある場合には、原版の内容が優先するものとします。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことによる、いかなる人物や団体が結果的に引き起こした損失についても、当社は一切その責を負いません。
先物取引、先物オプション取引、外国為替証拠金取引(またはFX)、CFD、その他、入金額よりもレバレッジをかけて、より大きな金額で取引をする金融商品には、当初入金額を超える大きな損失を被るリスクがあり、すべての人に適するわけではありません。レバレッジを大きくして取引すると、その分リスクも高くなります。金スポットや銀の取引は、米国商品取引法(U.S. Commodity Exchange Act)の規制で保護されていません。また、差金決済取引(CFD)は米国在住者の取引は許可されていません。外国為替証拠金取引(FX)や商品先物取引を行う前には、投資目的、投資経験、リスク許容範囲等について十分検討する必要があります。本文書内にある、いかなる見解、ニュース、調査、分析、価格その他についても、「本文書を読むいかなる人物や団体も、FOREX.comが、投資、法的、税務に関して助言するものではないことを理解している」 ことを前提として、一般的な情報として提供されるものです。いかなる投資、法的、税務に関する事柄についても、適切な専門家や助言者に相談をしてください。FOREX.comは、米国の商品先物取引委員会(CFTC)、英国の金融行動監督機構(FCA)、オーストラリアのオーストラリア証 券投資委員会(ASIC)、日本の金融庁の規制を受けています。

このレッスンはためになりましたか?

はい 18
いいえ 3