ガートレーは、トレーダーであるH.M.Gartley氏が、1935年に出版した著書「Profits in the Stock Market」の中で紹介したチャートパターンです。
ガートレーのチャートパターンはMまたはWのような形を形成し、Mの形の場合は反発、Wの形の場合は反落の可能性が高まるパターンです。反発・反落を狙ったトレードでは損切までの距離を短く設定することで、利益をしっかりと狙うことができます。
最安値Xで始まり、その後ブルABCDパターンを形成します(下図を参照)。Xから始まる4つの連続したスイングまたはトレンドにより、「M」のような幾何学的な形状となります。
先行指標として、買いのエントリーまたは売りポジションの決済のタイミングを決定する判断材料となります。
最高値Xで始まり、その後ベアABCDパターンを形成します(下図を参照)。Xから始まる4つの連続したスイングまたはトレンドにより、「W」のような幾何学的な形状となります。
先行指標として、売りのエントリーまたは買いポジションの決済のタイミングを決定する判断材料となります。
市場(外国為替、証券、先物など)や取引手法(デイトレード、スイングトレード、中長期取引など)を問わず、買いのタイミングを決定する判断材料となります。
また、フィボナッチ・リトレースメント・レベルとエクステンション・レベルに基づいて、収束点Dを推定することができ、マーケットが反転する可能性の高いサポート水準を把握することができます。なお、大きなトレンドに乗ってトレードしているときは、損益比率を有利に設定することができます。
ガートレーを見つけるには、最初のトレンドがABCDパターンで後退していることを確認する必要があります。
ヒント – 弱気のガートレーはM、強気のガートレーはWのように見えます。
他のABCDパターンと同様、ガートレーの確認は、足がフィボナッチ比率に合致しているかどうかで判断することができます。
また、ガートレーパターンを確認する際には、対称性を確認する必要があります。XからAまでの時間と、AからDまでの時間が等しくなることが理想的です。
あるいは、ABCDパターンがカバーする期間は、XAのフィボナッチ比になる可能性もあります。
ガートレーはスリードライブよりも発見しにくいかもしれませんが、それは一般的な見方とも言えます。
ガートレーは通常、XからAへの元のトレンドが再開されようとしていることを示すものです。このパターンが完了すると、Dで再び反転し、リトレースメントの終了を示します。
弱気のガートレーの場合、Dで売りポジションを持つことでこの動きに対して取引することができ、パターンが強気の場合、買いポジションを持つこともできます。
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