ブルとベア(=強気と弱気)、それぞれのパターンがあります。ブルABCDパターンは、買いのタイミング(またはロングポジションの継続)を示すチャートパターンです。逆に、ベアABCDパターンは、売りのタイミング(またはショートポジションの継続)を示すチャートパターンです。
下図における各ターニングポイント(ABCD)は、その前後における最高値または最安値です。ABCDパターンは、AB、BC、CDの3つの連続したスイングまたはトレンドによって描画され、Dがエントリーまたは決済のタイミングを示します。なお、それぞれのスイングを、脚AB、脚BC、脚CDといいます(脚BCは、調整またはリトレースメントと表現する場合もあります)。
トレードは完璧な科学ではありませんが、フィボナッチの理論を応用しAB(またはBC)とCDの比率を用いてABCDパターンを描画することで、その後の値動きにおけるおおよそのレンジを予測することができます。このチャートパターンを利用することで、トレンドが収束するポイントを推定できるため、エントリーまたは決済のタイミングとレートをより正確に決定することができます。
たいていの場合、タームフレームの設定に関わらず各脚は3~13期間(=ローソク足3~13本)に収まりますが、ABCDパターン全体は13期間よりも大きくなることがあります。そのような場合は、ABCDパターン全体が13期間に収まるようにタイムフレームを長めに設定し直して、トレンドが収束するポイントを見つけると良いでしょう。
ABCDパターンは、その特性によって3通りに分類されます(下図を参照)。以下、ブルとベア双方のパターンについて説明します。
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