20日のドル円は小幅に下落。
ドル円は144.85円で東京早朝を迎えると、午前9時前に中国の大手国営銀行が一部の預金金利を引き下げることが報じられた。これを受け円は連れ安となりドル円は大きく上昇、当日の高値である145.52円を記録。しかしこの水準では売りが優勢となり下落、144.80円まで値を下げた。その後正午過ぎに日本の長期金利(特に10年超の年限の利回り)が急上昇したことを受け、ドル円は下押す展開となりロンドン時間前に当日の安値である144.09円を記録した。
なお正午頃に「日米関税交渉が23日に開催される予定」「米国のベッセント財務長官は出席しない見通し」と報じられたことを受け、ドル円相場は一時乱高下したが、影響は短期的なものにとどまった。
ロンドン時間は特段イベントがない中、米国の財政赤字に対する懸念からか米長期金利が上昇しドル買いが優勢で、ドル円は144.70円を超える水準を回復した。
NY時間は引き続き米長期金利が上昇、ドル円は145.00円目前まで回復。しかしこのレベルでは売りが優勢となり下落、144.50円で東京早朝を迎えている。
同日、セントルイス連銀のムサレム総裁が米国の関税政策について言及し「経済活動と労働市場を軟化させる可能性がある」と発言した。
国会で党首討論
08:50 日本4月貿易統計
15:00 英国4月CPI
15:00 英国4月小売物価指数
17:00 南ア4月CPI
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数
日本の長期金利上昇などを要因に、ドル円は下押す展開が続いている。
下落が続く場合、4月中旬から5月初旬にかけて上値抵抗として意識されていた144.00円を明確に下抜けるか注目しておきたい。その後は142.00円がサポートで、ここを割り込むと一気に下押し圧力が強まるのではないかと見ている。
上昇する場合、まずは145円台を回復、維持できるかが焦点。その後は節目の146円丁度を意識しておくとよいだろう。
レジスタンス:148.00円、151.00円、152.35円
サポート:144.00円、142.00円、140.00円
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