19日のドル円は小幅に下落。
ドル円はムーディーズによる米国の信用格付けの引き下げを受けて週末の終値からギャップダウンした145.29円で東京早朝を迎えた。序盤は反発し当日の高値である145.48円を記録したが続かず、東京仲値にかけてドル売りが強まり下落、144.80円付近まで値を下げた。その後ロンドン時間にかけて一時反発したものの、ドル売りのフローが続き午後4時台に当日の安値である144.66円を記録。
なお正午頃に石破首相は参院予算委員会で「金利がある世界の恐ろしさを認識する必要がある」「減税して財源を国債で賄うことはしない」と発言した。
ロンドン時間は引き続きドルが売られる中で円も売られ、ドル円は144.80円を挟んでの小幅な値動きに留まった。
NY時間はニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、6月と7月のFOMCにおいては政策変更を行う可能性が低いことを示唆したことで、株式市場に買い戻しの動きが広がるなか、ドル円はドル売りの流れと、リスクオンの円売りの流れが拮抗し、144.80円から145.20円でのレンジで推移し、144.85円で東京早朝を迎えている。なおブルームバーグによれば、ジェファーソンFRB副議長、アトランタ連銀のボスティック総裁も経済の現状把握の重要性を強調した模様。
なお深夜2時台に米国のトランプ大統領は自身のSNSで「ロシアとウクライナは戦争の終結に向けて直ちに交渉を開始する」「条件は両国間で協議されることになる」と投稿した。
また、イスラエルのネタニヤフ首相は「ガザ地区全域の掌握を目指す」と発言した。
主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議(カナダ、22日まで)
5月の中国最優遇貸出金利(LPR)
13:30 オーストラリア中銀(RBA)、金融政策決定会合
15:00 ドイツ4月PPI
17:00 ユーロ圏3月経常収支
18:00 ユーロ圏3月建設支出
21:30 カナダ4月CPI
23:00 ユーロ圏5月消費者信頼感
ドル円は小幅に下落しているが、144.80円レベルで支えられている状況。
下落が続く場合、144.80円をクリアに下抜けるかに注目。また4月中旬から5月初旬にかけてレジスタンスとして意識されていた144円丁度に注目したい。
上昇する場合、まずは145円台を回復、維持できるかがポイント。その後は節目の146円丁度に注目しておきたい。
レジスタンス:148.00円、151.00円、152.35円
サポート:144.00円、142.00円、140.00円
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