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アメリカの経済ニュース通信社であるダウ・ジョーンズ社が算出しているアメリカの代表的な株価指数。すべての銘柄がニューヨーク証券取引所に上場しているわけではなく、インテルやマイクロソフトなどは世界最大のベンチャー向け株式市場とも言えるNASDAQに上場している。ダウ平均株価の構成銘柄は時代背景に合わせて入れ替えが行われているが、ゼネラル・エレクトリック社は算出が始まった1896年5月26日以来ずっと構成銘柄に入っている。
ダウ平均株価は米国優良企業の株価指数です。ここではダウ平均株価の値動きに影響するもの、構成銘柄の性質、トレード方法について説明します。
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ダウ平均株価(NYダウ)は、米国大手30社の値動きを表す株価指数です。そのため、金融市場の強さを測る主な基準となっています。また、世界で最も頻繁に引用される株式測定基準のひとつです。
1896年に創設され、公開時の平均は40.94ドルでした。ダウ平均株価は世界最古の指標のひとつです。これは株価平均型株価指数で、時価総額加重平均型のドイツ株価指数やFTSE100種総合株価指数とは算出方法が異なります。ダウ平均の場合、その指数は構成銘柄の1株あたりの価格から派生しています。
構成銘柄はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社によってダウ平均株価の銘柄に選ばれます。銘柄となっている30社は米国最大規模の会社だと思われるかもしれませんが、株価によるウェイトという性質から、必ずしもそうではないと理解する必要があります。
ダウ指数でウェイトが上位の構成銘柄は、ヘルスケア大手のユナイテッドヘルス・グループ、投資銀行のゴールドマン・サックス、住宅リフォーム・建設資材会社のホーム・デポなどです。また、主要企業にはデジタル大手のアップル、航空業界をけん引するボーイング、ファストフード業界主力のマクドナルドが存在します。2020年8月にはソフトウェア会社のセールスフォースがダウ平均に加わりました。
2021年5月14日現在の部門構成は以下のとおりです。
ダウ平均株価は前述のとおり、株価平均型株価指数として算出されます。構成銘柄の個々の株価を合計し「Dow divisor」(株式分割や指数修正の潜在的に異常な影響を考慮するために考案された数)で割り、結果としてその株価が高い企業が上位を占めます。これは代表的な銘柄が時価総額により決定される指数とは対照的です。
ダウ平均株価の価格は、指数上構成銘柄の株価が上昇するか、下落するかを示唆します。ダウ価格が上昇するというのは、一定の企業または企業グループの株価が上昇しているということ。これは指数全体の価格に反映されます。ダウ価格が下落すれば、指数構成銘柄の株価が下落していることを意味します。
ダウ平均構成銘柄の順位は株価加重平均に基づいています。多くの場合で、ウェイトが大きい企業の動きは指数への影響も大きくなります。
ダウ平均価格は米国の経済業績や国際経済と連動した、さまざまなファンダメンタルおよびテクニカルの要因に影響を受けます。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策は重要で、為替レート、経済指標発表等が株価に影響します。
ダウ平均株価をトレードする場合に、考察すべき主な事柄には次のようなものがあります。
FRBの金融政策が緩和的であれば、金利が下がり、資金供給量と貸付が増え、株価が回復する助力となる傾向があります。金融政策の影響を受けるのは、ダウ平均株価も例外ではありません。
加えて、景気先行指標など経済指標発表がトレードの決定に大きな影響を与える場合があります。また、株価指数を打撃するものにインフレーションがあります。2021年5月のデータでは、インフレが加速しダウ平均株価が681ポイント下落しました。
前述のとおり、ダウ指数上位を占める企業は、小規模な構成銘柄よりも指数の値動きに対する影響力が強いです。
大恐慌やコロナウイルスによるパンデミックなどの出来事等は、いずれにせよ株式市場に打撃を与えます。例えば2020年のパンデミックは、特に航空業や銀行業などの主要セクターに大きな影響を及ぼし、同年3月にボーイングとJPモルガン等の株価が急落しました。
こうした要因は指数を一定方向へ動かすことがありますが、その動きから利益が得られるという保証はありません。トレーダーはひとつの要因のみを見るのではなく、複数を関連付けて考慮する必要があります。
2011年以降過去10年余りで、ダウ平均株価は年間平均リターン10.7%を生み出しています。ダウの平均リターンは基本的に、投資家の信託資金が1年をかけて上げる利益です。
2011年~2020年の年間リターンは以下のとおりです。過去にリターンが良かったからと言って、今後もそうなるという保証はありませんので注意してください。
ダウ平均株価は、米国株式市場の通常取引時間で取引されており、月曜~金曜の日本時間23:30~翌朝6:00(夏時間22:30~翌朝5:00)です。22:00から23:30(夏時間21:30~22:30)のプレ・マーケット、6:00から10:00(夏時間5:00~9:00) のアフター・マーケットもあります。
CFD(差金決済取引)は主要マーケット – この場合はダウ平均株価 – の価格を基にしたデリバティブ取引です。資産の所有権を取ることがなくなるため、指数が上がるか、下がるかを予想して取引をおこないます。
株価のウェイトによるダウ平均株価の銘柄は以下のとおりです(2021年5月14日現在)。出典:ダウ平均株価
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