トランプは選挙後まで経済刺激策を停止

トランプ大統領がツイッターで大統領選挙後まで経済刺激策の協議をしないと述べた後、火曜日のトレーディングの遅い時間にボラティリティが高まり、米国各種指標はプレッシャーがかかったままとなった。

米ドルは火曜日に、 AUD、NZDおよびGBPを例外として、その主要ペアのほとんどに対して弱気となった。米国の最新経済データについては、貿易赤字は、2006年に達したレベルの7月の改定値634憶ドルから8月の月間で671憶ドル（予想662億ドル）に増えた。最後に、求人数は7月の改定値670万件の求人数に比較し、8月の月間で649万件の求人数（予想650万件）に下がった。

水曜日には、10月2日で終わる週の米抵当銀行協会住宅ローン申請データが予定されている。最後に、9月16日の連邦公開市場委員会の議事録も予定されている。                        
ユーロは全ての主要通貨ペアに対して強含んでいた。ヨーロッパでは調査企業Markitが9月の英国の建設業PMIを56.8（vs. 予想54.0）と公表した。ドイツ連邦統計局は8月の製造業受注を+4.5%（vs. 月間予想+2.9%）と公表した。

豪ドルは、オーストラリア準備銀行により主要金利決定の後に全ての主要通貨に対して弱気となった。政策声明におけるハト派のトーンは、AUD/USDは28ピップス下落し、プレッシャーをかけている。

GBP/USDは火曜日のトレーディングで32ピップスの下落となった。主要抵抗線は、1.2985レベルに留まっている。51.3055エリア付近の50日移動平均線（青線）の上に同通貨ペアがブレイクするまで、バイアスは日足チャートで弱気に留まる。主要支持線は下げ方向の1.251を主要ターゲットとし、1.2675にある。 

出典：GAIN Capital, TradingView（トレーディングビュー）