日本円

日米間の利回り変動許容幅の拡大は、米ドル／円の上昇がファンダメンタルズの観点から正当なものであることを示唆しており、財務省が円を支えるために日銀に為替市場に直接介入するよう指示することで市場原理に対抗することを試みるべきかどうかは疑問だ。

米ドル／円は6日連続で下落しており、6月からの上昇分をすべて帳消しにしている。

先週この通貨ペアは強力な上昇トレンドに乗り、ブレイクアウトを果たして2023年の高値を更新したものの、今週は3日連続でマイナスでの終値をつけていることから、状況が異なっているように思われる。

より大局的に見れば、現在の環境で円が伸び悩んでいる理由を理解するのは難しいことではない。結局のところ、日銀以外ではすべての主要国の中央銀行がここ1年にわたって政策金利を急速に引き上げてきた一方、日銀の植田和男新総裁でさえ現在の緩和政策を近いうちに変更する様子はない。

12月の日本の生産者物価は前年比10.2%上昇し、予想の9.5%、前回の9.7%を大きく上回った。これは1980年以来2番目に高い数字で、9月に記録した10.3%をわずか1ポイント下回っただけである。

日銀が政策スタンスに何らかの将来的なシフトを言及すれば、USD/JPYは下方向へ向かうかもしれない。

短期強気トレンドラインからの下方向のブレイクアウト

トレンドは弱気のままである：Chart

米ドルインデックスはプレッシャーがかかったままChart

9月14日の月曜日に、LDPは国会が新首相を選ぶ3日前に総裁選を行う予定だ。

米連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長は当面、低金利継続をほのめかしている。USD/JPYは上向きにトレードしている。

弱気派を脅かすには十分ではない...が

USDJPYは下落トレンドを再開しているようだ。

USDJPYは、ボラティリティーが高いニューヨークセッションで56ピップス高く押しあがっている。

トレーダーは主要経済データとFOMCミーティングで水曜日にボラティリティーの増加を想定している。

EUR/JPYの主要反転が進行中だ。