GBP/USD

米ドルは先週、力強いブレイクダウンを見せ、今は弱気筋がこの動きを継続できるかにかかっている。

米ドルは低調な1週間を過ごし、主要通貨ペア、株価指数、金、原油価格の上昇につながった。消費者物価指数（CPI）と購買力指数（PPI）がともに予想を下回ったことから、連邦準備制度理事会（FRB）がインフレとの戦いに勝利しつつあるというストーリーがさらに真実味を帯びてきたのだ。

米ドル指数は今週ふたたび102を試し、ここでDXYの安値が維持され、一方で再度103のレジスタンスを試す反発を見せた。

米ドルは2023年の取引全体を通じた合流が引き続き継続しており、先週はドル指数で102を試した。これは2021年から2022年の主要な動きの50％に該当する。

安値を割り込む前にネックラインの突破がなければ二重底にはならないので、このフォーメーションを実現するにはドルの強気筋の仕事が必要だ。ここにはユーロ／米ドルの背景が絡んでくると思われるので、これから見ていこう。

月曜の安値の後、ポンド／米ドル価格は火曜日には急速に上昇してレジスタンスレベルを試す展開となり、この時チャンネルの上端は当時おなじみとなっていた1.2444ドルの水準と合流していた。

わずか2か月前、英ポンド／米ドルは過去最安の水準で取引された。この通貨ペアが大暴落の縁から今日の水準に回復するまで、ここ2カ月の間にさまざまな出来事が起きた。