日本円予想：米ドル／円は2023年レンジのレジスタンスラインに迫る

日本円テクニカル予想：米ドル／円の週間トレードレベル

• 日本円は数か月にわたる大規模な合流地点の上側に迫りつつある
• 2023年レンジの高値を前に、米ドル／円の値上がりは失速するリスクがある
• レジスタンスラインは135.71円、136.66円、139.5円。サポートラインは134.11円、131.12/30円、129.58円。

今週、日本円は米ドルに対して0.6%以上下落し、米ドル／円は2023年のレンジの高値に近いレジスタンスラインのすぐ下で取引されている。数か月にわたる大規模な合流パターンが形成されていることから、取引価格がこのゾーンに入る可能性が焦点になっている。ここでは米ドル／円の週足テクニカルチャートでの重要な最新目標価格と、無効化レベルを紹介する。米国東部時間で月曜午前8時半から行われる週間戦略Webセミナーでは、日本円の状況とさらに詳しい情報をお伝えする。

日本円価格チャート-米ドル／円週足

チャート作成：シニアテクニカルストラテジスト、Michael Boutros

テクニカル予想：先月の日本円テクニカル予想では、「米ドル／円の最近のサポートレベルからの回復は、今後のレジスタンスレベルを前に続かなくなるおそれがある」と述べた。特に52週間移動平均を強調し、「2022年の値下がりからの38.2%のリトレースメントにあたる136.66円――より幅広い上昇トレンドが戻るには、この閾値を超えるか、週足の終値がここより高くなる必要がある」とした。先週はほんの短期間、週半ばの高値である137.77円をつけたものの、この上で週の終値をつけることはできず、焦点はすぐにこのゾーンを割り込む可能性に移った。

週の最初のサポートラインは、年間の高値週の終値である134.12円。その下は131.12/31円で、これは年間レンジおよび今年の客観的な始値の61.8%のフィボナッチリトレースメントにあたる。年間での強気相場の可能性が打ち消される水準は、依然として2023年の安値週の終値に当たる129.58円だ。

週足の最初のレジスタンスレベルも変わらず、52週間移動平均（現在は～136.08円）および136.66円。最終的に、今年のオープニングレンジ高値からのブレイクアウトが確実になり、7月の高値である139.39円と主要レジスタンスラインにあたる142.50円に向かうには、この合流地点を超えるか、週足の終値がこの価格帯より上になる必要がある。もしそこに到達すれば、より大きな反応が見込まれるだろう。

結論：米ドル／円は2023年のレンジの高値に近いレジスタンスラインのすぐ下で取引されており、価格は数か月に及ぶ巨大な合流パターンの範囲内に入ろうとしている。短期的な米ドル／円のテクニカルトレードの水準がより明確になり次第、日本円短期見通しの最新版を公開する。

主要経済データ発表予定

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注目の週足テクニカルチャート

• オーストラリアドル（AUD/USD）
• 米ドル（DXY）
• 金価格（XAU/USD）
• 英ポンド（GBP/USD）
• 原油（WTI）
• ユーロ（EUR/USD）

• カナダドル（USD/CAD)

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