13日の日経平均株価は続伸、前日比+1,207.51円、+3.45%となる36,232.51円で大引け

Article By: トレジャリー・パートナーズ

【前営業日の日本株式市場の振り返り】

13日の日経平均株価は続伸、前日比+1,207.51円、+3.45%となる36,232.51円で大引け。

先週金曜日~今週月曜日の日本祝日にかけて米国の主要株価指数が揃って上昇したことをうけて、日経平均株価は前日の終値より466円高い35,491円で寄り付き。

寄り付きから1時間ほどで36,000円をワンタッチする強い展開で、その後も35,800円レベルをサポートとして推移。35,800円と近い、35,784円で前場クローズ。

為替相場が円安へ振れたことも追い風となり後場は一段と上昇。前場の高値である36,026円を明確に上抜けると、特に終盤に強い買いが見られ36,233円まで上昇して、そのまま引けた。

当日は幅広い業種に買いが広がったが、特に電気機器、機械などに強い買いが見られている。個別の大型株では東京エレクトロンが+155.9円、アドバンテストが+116.4円、ファーストリテイリングが+94.2円、TDK+74.1円、ソフトバンクグループが+56.9円、信越化学が+40.5円とそれぞれ大きく上昇した。

※上記数値は日経平均株価への寄与度

なお日経平均株価CFDは今朝7:00頃に36,427円で取引されており本日の東京株式市場はさらに上窓を開けてオープンしそうな状況となっている。


【前営業日の米国株式市場の振り返り】

13日の米国株式市場は主要3指数が揃って上昇。半導体とハイテクが上昇を牽引。

21:30に発表された米国7PPI(生産者物価指数)は前月比+0.1%、前年同月比+2.2%とそれぞれ6月より鈍化、事前予想も下回ったことで米長期金利が低下、為替はドル売りが強まり、米国の主要株価指数は時間外で上昇。

SP500指数は前日の終値より32ドル高い 5,377ドルで寄り付くと、寄り付きのレベルを底値にNY午前のうちに5,407ドルまで上昇。NY午後も買いの勢いが続き5,437ドルまで上昇したのち、5,434ドルで高値引け。

昨日の米国7PPIの結果をうけて、本日に公表予定のCPI(消費者物価)における数値の低下も連想されたことが、株式市場の追い風となった印象。

セクター別では特にITが+3.00%と上昇を牽引。他に一般消費財が+2.42%、通信サービスが+1.48%と続いた。個別の大型株ではエヌビディアが+6.53%、テスラが+5.24%、イーライリリーが+2.68%、メタが+2.44%、アマゾンが+2.06%と大きく上昇した他、マイクロソフト、アップル、グーグルも+1.0%超の上昇を記録している。

なおブルームバーグによれば、米アトランタ連銀のボスティック総裁はアフリカ系米国人の金融専門家会議で「データをもう少し」見てから利下げを支持したいとの考えを示したもよう。ただし相場への影響は限定的に留まっている。

 

【本日の注目点】

米国7月CPI。本日の21:30にCPIの発表を控えている。非常に大きな注目が集まるため、リスク管理を徹底したい。

地政学リスク。ウクライナによるロシアへの越境攻撃、イランやその代理勢力によるイスラエルへの攻撃について、状況を注意深く追っていく必要がある。リスクオフの火種は引き続き燻っている状況。

半導体&ハイテク銘柄の調整は終わったのか?徐々に半導体、ハイテク銘柄に買いが入ってきている。この動きが相場の本流となるか注目したい。

 

 

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