【日本】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は大幅続伸/東京市場は小動きか
【前日の振り返り】
6日の日経平均は大幅続伸。終値は310円高の28237円。3日の米国市場では、長期金利が低下して米国株にも強い動きが見られた。これを好感して、寄り付きから200円を超える上昇。節目の28000円を大きく上回り、28100円台からスタートした。高く始まった後も、寄り付き直後を安値に上げ幅を拡大。米金利低下を受けて、半導体株などハイテク関連に強い動きが見られた。
300円超上昇して28300円台に接近したところでは、上値が抑えられた。ただ、伸び悩んでも売り圧力は限定的。後場に入ると動意が乏しくなり、高値圏でのもみ合いに終始した。
【きょうの見通し】
東京市場は小動きか。米国株はまちまち。ドル円は足元135円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて60円安の28200円、ドル建てが55円安の28205円で取引を終えた。
本日米国ではパウエルFRB議長の議会証言が予定されている。米国株が場中に値を消したのも、これを前に様子見姿勢が強まったものと思われる。議会証言では次回FOMCの手がかりが得られる可能性もあるため、日本株も方向感が出づらいとみる。
長期金利上昇に対してナスダックが下げて終えたことから、買いの方が手控えられる可能性が高いが、その手前で強かった米国株がほとんど崩れていないため、売り急ぎも抑制されるだろう。強弱感が入り交じり、現状株価近辺でのもみ合いに終始すると予想する。
日経平均の予想レンジは28100円-28300円
【日経平均株価】
【米国】
【前日の振り返り】
ダウ40ドル高と4日続伸 ナスダックは小幅に反落
【前日の振り返り】
6日の米国株は高安まちまち。時価総額最大のアップルが上昇したものの、米10年債利回りの上昇が重しになった。7日、8日のパウエルFRB議長の議会証言や週末10日の米2月雇用統計の発表を控え、様子見姿勢も強まった。
ダウ平均は40.47ドル高(+0.12%)と小幅に4日続伸。一時、181ドル高まで上昇したが、米10年債利回りの上昇を受けて伸び悩んだ。S&P500も0.07%高とわずかながら3日続伸した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は1.19%高まで上昇後、0.11%安と3日ぶりに小幅に反落して終了した。
ダウ平均採用銘柄は、メルクが3.95%高、アップルが1.85%高となったほか、コカ・コーラ、ビザ、ジョンソン・エンド・ジョンソンも1%超上昇。一方、ダウ・インクが2.07%下落し、ウォルグリーンス、インテル、ボーイングなども1%超下落した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
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