【日本】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は3日ぶり大幅反発/東京市場は軟調か
【前日の振り返り】
24日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は349円高の27453円。小高く始まった後、ほどなく上げ幅を3桁に拡大。東京市場が休場の間の米国市場ではナスダックの動きが良く、決算が好感されたエヌビディアが急騰した。これを受けて東京エレクトロンやアドバンテストなど国内半導体株が強く買われたことから、全体でも買いに勢いがついた。
衆議院における日銀新総裁候補の所信聴取において、植田和男氏が現行の日銀の金融政策について「適切」との認識を示したことも安心材料となった。上げ幅を300円超に広げて節目の27500円に接近したところでは上値が抑えられ、10時台半ば辺りからは伸び悩んだ。ただ、大きな失速もなく、後場に入ると27400円近辺でのもみ合いに終始。引け間際に強含み、高値圏で取引を終えた。一方、新興グロース株には好影響が限られており、マザーズ指数は下落した。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。先週末の米国株は下落。ドル円は足元136円40銭近辺と、ドル高・円安に傾斜している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて50円安の27330円、ドル建てが45円安の27335円で取引を終えた。
米国株の大幅安を受けて、売りに押される展開を予想する。ただ、円安が進行している点は、日本株を一定程度下支えするだろう。
米金利上昇に対する警戒からグロース株は敬遠されると思われるが、バリュー株には資金が向かうと思われる。米国株に比べると下げの度合いは限られ、序盤で下を試した後は底堅く推移すると予想する。
日経平均の予想レンジは27200円-27450円
【日経平均株価】
【米国】
【前日の振り返り】
ダウ336ドル安 S&P500は週間で今年最大の下落率
【前日の振り返り】
24日の米国株は大幅反落。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する米国の1月の個人消費支出 (PCE) 価格指数が前月比、前年比でともに市場予想を上回る伸びとなったことで利上げの長期化見通しが強まった。
ダウ平均は336.99ドル安(-1.02%)と大幅に反落。一時、510ドル安まで下落した。S&P500も1.05%安と反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.69%安と3日ぶりの大幅反落となった。週間ではダウ平均が1,009.77ドル安(-2.99%)と大幅に4週続落し、S&P500も2.67%安と3週続落。ナスダック総合は3.33%安の大幅反落となった。S&P500の下落率は昨年12月9日以来の大きさとなった。
S&P500の11セクターは素材(+0.65%)、金融(+0.10%)を除く9セクターが下落。不動産、IT、一般消費財、コミュニケーション、ヘルスケアが1%超下落した。
【NYダウ】
【ナスダック総合】
フォレックス・ドットコムでは、オプション、FX、株価指数CFDを取引いただけます。
口座開設は以下のステップで行えます。
- 口座開設ページでご自身に最適なFOREX.com口座を選択
- 必要書類のアップロードとともに口座開設のお申込み
- 取引プラットフォームにログインしてお取引開始
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。