前日の振り返り/きょうの見通し Index Morning (日本/米国)

Article By: フィナンシャルアナリスト

日本ー日経平均は大幅続落/東京市場は大幅高か
米国ーダウ1201ドル高と急反発 ナスダックは7%高

【日本】

【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は大幅続落/東京市場は大幅高か

 

前日の振り返り】

10日の日経平均は大幅続落。終値は270円安の27446円。ダウ平均が600ドルを超える下落となったことを嫌気して、寄り付きから3桁の下落となり、27500円を下回った。安く始まった後は、27500円に近付くと戻り売りに押された一方、27400円を割り込んでくると下げ渋った。

CPIの発表を前に様子見ムードが強く、押しが深くなれば戻すといった方向感のない動きが終日続き、寄り付き(27459円)に近い水準で取引を終えた。

 

【きょうの見通し】

東京市場は大幅高か。米国株は上昇。為替市場ではドル安・円高が急速に進行しており、足元14140銭近辺で推移している。CME225先物は円建て・ドル建てともに大証日中終値と比べて545円高の27975円で取引を終えた。

 

CPIがインフレへ高進への警戒を和らげる材料となり、それに対して米国株にも非常に強い反応が見られたことから、日本株も大きく水準を切り上げる展開を予想する。

今回のCPIを受けて、12FOMC12/1314)で米国の利上げペースが鈍化する期待が大きく高まった。米長期金利の低下やナスダックの大幅高を受けて、ハイテク株が上昇を先導することになるだろう。

CME225先物は直近高値近辺からのスタートを示唆しており、日経平均は28000円台乗せもありそう。難なく節目を超えてくるようなら、売り方の買い戻しを巻き込んでの派手な上昇も期待できる。

予想レンジは27700円-28400円

 

【日経平均株価】

 

【米国】

【前日の振り返り】
ダウ1201ドル高と急反発 ナスダックは7%高

 

前日の振り返り】

10日の米国株は急反発。米10月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びとなったことで、インフレのピークアウト期待が高まった。

ダウ平均は700ドル以上上昇してスタートすると、1201.43ドル高(+3.70%)の33715.37ドルで終了。S&P5005.54%高と大幅反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は7.35%高の急反発となった。上昇率はダウ平均が20205月以来の大きさとなり、S&P500とナスダック総合もそれぞれ20204月、20203月以来の大幅高となった。

CPIの鈍化を受けて米10年債利回りは前日の4.15%台から3.81%台に急低下し、ドル円が5円以上下落するなどドルも主要通貨に対して大きく下落した。

金利低下やドル安が好感され、アマゾンが12.18%高、メタ・プラットフォームズが10.25%高と急伸した。

 

NYダウ】

【ナスダック総合】

 

 

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