【日本】
【前日の振り返り/きょうの見通し】
日経平均は3日ぶり反落/東京市場は軟調か
【前日の振り返り】
2日の日経平均は3日ぶり反落。終値は15円安の27663円。米国株安を受けて寄り付きから3桁の下落となったが、すぐに下げ幅を縮小。決算が好感されたソニーGやTDKが大幅高となるなど個別物色が盛り上がり、プラス圏に浮上する場面もあった。
ただ、FOMCの結果発表を前に様子見姿勢は強く、戻した後の上値は限定的。後場に入ると小安い水準で値動きが落ち着いた。引け間際には瞬間的にプラスとなったものの、小幅な下落で取引を終えた。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。3日のダウ平均は146ドル安で取引を終えた。ドル円は足元148円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて385円安の27255円、ドル建てが380円安の27260円で取引を終えた。
FOMCが米国株の売り材料となり、2日に続き3日も下落したことから、日本株は大きく水準を切り下げる展開を予想する。FOMCを受けて米国の長期金利が上昇しており、本日発表される米10月雇用統計に対する警戒も高まる。
ナスダックが大きく崩れており、グロース株が強めに売られることになるだろう。ただ、観測で報じられていた利上げペース減速に対する言及はあった。また、英中銀も0.75%の利上げを決定したが、こちらは会見内容はハト派的で、この先も大幅利上げが続くとの警戒が後退した。
これらの点から、大きく下げる局面では下値を拾う動きも出てくるとみる。
日経平均の予想レンジは27100円-27450円
【米国】
【前日の振り返り】
ダウ146ドル安と4日続落 ナスダック総合は1.7%下落
【前日の振り返り】
3日の米国株は4日続落。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げの長期化が示唆されたことで、金利の上昇が引き続き嫌気されたほか、翌日に発表される米10月雇用統計への警戒感も重しとなった。
ダウ平均は朝方に420ドル安まで下落後、37ドル高まで上昇したものの、146.51ドル安(-0.46%)で終了し、S&P500も1.06%安で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は1.73%安となった。主要3指数はそろって4日続落し、週初来ではダウ平均が2.62%安、S&P500が4.64%安となり、ナスダック総合は6.84%安となった。
利上げの長期化見通しを受けて、政策金利に敏感な米2年債利回りは2007年7月以来となる4.74%台に上昇し、米10年債利回りも前日の4.06%台から一時4.22%台まで上昇した。
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