8日は日米株価指数先物が大きく上昇、ドル円は小幅高。

Article By: トレジャリー・パートナーズ

主要プロダクトの概況

8日は日米株価指数先物が大きく上昇、ドル円は小幅高。

 

ドル円相場の円相場の概況

東京早朝を146.72円で迎えると、軟調に推移した米国株式市場の影響をうけてリスクオフムードが広がり146.00円を割り込む展開。さらに東京株式市場の寄付き後に145.43円まで急落した。

その後は買い戻しが優勢となり146円台を回復すると、午前のうちに146.88円まで上昇する荒い値動き。前回の日銀、金融政策決定会合における主な意見が公表され、「実質金利は過去25年間で最も深いマイナスとなっており、様々な指標でみた金融緩和の度合いは、量的・質的金融緩和期の平均的な水準を大きく上回っている。」「金利を引き上げたとしても、0.25%という名目金利は引き続き極めて緩和的な水準であり、経済をしっかりと支えていく姿勢に変わりはない。」といった緩和路線を継続する表現が見られたことも市場の安心感へと繋がった印象。

ロンドン時間は146.00円を挟んで方向感のない値動きが続いた。

21:30に発表された米国新規失業保険申請件数は予想241Kに対して結果233Kと申請件数が減少しており、7月雇用統計が弱かったことから下を見る向きが多かったのか、強いリスク資産の買い戻しが見られた。ドル円は急上昇し147円台へと突入すると、NY株式市場オープン直後に当日の高値となる147.54円を記録。147.28円まで緩やかに低下しNYクローズを迎えている。


本日のドル円相場の注目点

シンガポール祝日

南ア祝日

08:50 日本7月マネーストックM2

10:30 中国7月PPI

10:30 中国7月CPI

15:00 ノルウェー7月CPI

15:00 ドイツ7月CPI(改定値)

21:00 ブラジル7月IPCA

21:30 カナダ7月雇用統計

25:00 ロシア4-6月期実質GDP

25:00 ロシア7月CPI

 

日本株の反発地合いが継続するか?今回のリスクオフの震源地になってしまった感のある日本株であるが、日銀の内田副総裁によるフォローアップもあり持ち直しの動きが見られている。引き続き注目しておきたい。

ドル円、クロス円の動向。このまま上昇気流へと戻ることができるのか?それとも再び押し下げられるのか、注目が集まる。

各種経済指標。中国の7月物価指数は世界のインフレ圧力を、カナダ7月雇用統計は北米の労働市場を、それぞれ測る1つの物差しとして注目が集まる。

半導体&ハイテク銘柄の調整は終わったのか?昨日は半導体&ハイテク銘柄に強い買いが見られた。この流れが継続するか注目。

 

ドル円チャートの注目点

147.50円をクリアに上抜けてくると150円台、151.00円のレジスタンスが視界に入ってくる状況。ここまで一気に戻すのか、それとも小休止、または反落となるのか、これらを測る1つの目安として日米の株価指数に注目しておきたい。

レジスタンス:147.50円、151.00円、155.00円、162.00
サポート: 140.00円

 


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