主要プロダクトの概況
1日は日経平均先物が大きく下落、ドル円は150円丁度を下回る水準で長時間推移。
ドル円相場の円相場の概況
東京早朝を149.98円で迎えると、特段の追加材料がないなかで日銀利上げからの円買いの流れが継続、東京仲値後に148.51円まで安値を更新。ただ週初から5円以上の下げとなったこともあり、このレベルでは一旦は買い戻しが優勢になると、その後の反発の勢いも強く東京時間のうちに早朝と同じ150円丁度レベルまで値を戻した。
ロンドン時間はさらに買いが強まる展開で150.70円台まで上昇。なおBOE(英中銀)が0.25%の利下げを実施し政策金利を5.00%に引き下げたことで英ポンドは素直に売られた。
21:30に発表された新規失業保険申請件数は24.9万件と多い数値で初動はドル売りで反応したものの、戻りも強くその後に150.88円まで高値を更新。だが23:00に発表された7月ISM製造業景況指数は 総合が46.8、雇用指数が43.4と弱い数値で、これをきっかけに市場はリスクオフムードに包まれ、ドル円も下落へと転じた。
NY午後はNASDAQ100など半導体、ハイテク銘柄を中心に大きく下落しドル円は連れ安。再び150円丁度を割り込むと、149.36円でNYクローズ。
本日のドル円相場の注目点
08:50 日本7月マネタリーベース
15:30 スイス7月CPI
15:45 フランス6月鉱工業生産
21:00 メキシコ6月失業率
21:30 米国7月雇用統計
23:00 米国6月製造業新規受注
①米国7月雇用統計。今週、最も注目を集める指標と言っても過言はないだろう。米国の9月以降の利下げを決定づけるか?非常に大きな注目が集まる。
②ドル円、クロス円は引き続き下値を試す展開となるか?ドル円は150円台を割り込む時間帯が長く続いており、引き続き注視しておきたい。
③半導体&ハイテク銘柄の調整は続くか?米国の大統領選挙を控えて、日米の半導体銘柄、米国のハイテク銘柄は大きな調整局面を迎えている。この流れが継続するか注目したい。
ドル円チャートの注目点
強めのサポートである150.00円を下抜け、次のサポートは146.50円となっており、どこで下げ止まるかが焦点。
週初からすでに5円程度下落しているが、それで必ずしも止まるとは限らないので、まずはリスク管理を徹底。
相場は雇用統計次第となるだろう。それだけ注目度の高い7月雇用統計となる。
レジスタンス:155.00円、162.00円
サポート: 146.50円
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