26日は日米株価指数が反発、ドル円は小幅に下落
主要プロダクトの概況
26日は日米株価指数が反発、ドル円は小幅に下落。
ドル円相場の概況
東京早朝を153.95円で迎えると株式市場の寄り付き前に発表された7月東京都区部CPIが前年同月比で+2.1%と事前予想を0.1%下振れたことで、円売り優勢となり154.13円まで上昇。ただ後場に入り日経平均株価など日本株の上値が抑えられたこともあり、その後はロンドン時間までやや上値の重い展開が続いた。
ロンドン時間は上値を試す展開で154.74円まで上昇。木曜日から続くドル円、クロス円反発の流れが継続した。
その後、21:30に発表された米国6月個人消費支出(PCEデフレーター)は前年同月比で+2.5%と概ね予想通りの数値に落ち着いたものの、同時刻に発表された6月個人所得の伸びが前月比+0.2%と前月から0.2%鈍化しており、市場は長期金利低下で反応、為替はドル売り優勢となり154.00円を割り込むと、荒い値動きで一時153.11円を記録した。
ただ米国株式市場が全面的に買われ、全体にリスクオンムードが漂うなかでドル円の下落は続かず、153.73円まで値を戻して週末を迎えている。
なおブルームバーグによれば、イスラエルは28日、レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラの拠点を攻撃した。追加攻撃を行う可能性も示したもよう。
本日のドル円相場の注目点
17:30 英国6月消費者信用残高
17:30 英国6月マネーサプライ
①ドル円、クロス円の反発地合いは続くのか?今週は水曜日に日銀会合とFOMCを、金曜日に米国7月雇用統計を控えてドル円、クロス円はどこまで反発するか?注目が集まる。
②半導体&ハイテク銘柄の調整はいつ終わるのか?米国の大統領選挙を控えて、特に中国に対する半導体輸出への制裁や関税を強めるとの思惑が強まっており、結果として日米の半導体銘柄、米国のハイテク銘柄は調整局面を迎えている。この流れが続くとリスクオフムードが強まり、クロス円に売りが入りやすくなるため確認しておきたい。
ドル円チャートの注目点
152.00円で支えられて反発。今朝は一段と反発地合いが強まっており、154円台を回復している。
本日は特段のイベントは予定されていないが、まずは155円台まで回復できるかが1つの焦点となる。反対に153.60円を再度割り込むようであれば、さらなる下押しに対する警戒を強めたいところ。
レジスタンス:162.00円
サポート: 152.00円
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