16日は日米株価指数が上昇、ドル円上昇
主要プロダクトの概況
16日は日米株価指数が上昇、ドル円上昇。
ドル円相場の概況
東京早朝を158.02円で迎えると、東京株式市場オープンと共に株高、円安の流れとなり午後に158.80円まで上昇した。ただ、158.80円は先週末に為替介入が実施されたと疑われるレベルでもあり、上値が抑えられた。
ロンドン時間に入るとじり安の展開。158.30円まで値を下げてNYの指標発表を迎えた。
21:30に発表された米国6月小売売上高は前月比+0.0%と事前予想を0.1%上振れ、さらに前月分にも上方修正が入っていたことから米長期金利が上昇、ドル高となり、ドル円は158.86円の高値を記録。
しかしこのレベルで再度上値が抑えられると、NY午後は米長期金利が4.20%を割り込んで下落する中でドル売りが優勢となり、158.41円まで値を下げてクローズ。
なおNY時間に発表されたカナダ6月CPIは前年同月比+2.7%、前月比▲0.1%とディスインフレの動きが見られており、これが米長期金利の低下に寄与した可能性がある。
本日のドル円相場の注目点
インド休場
07:45 ニュージーランド4-6月期CPI
15:00 英国6月CPI
15:00 英国6月小売物価指数
18:00 ユーロ圏6月HICP
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数(前週比)
21:30 米国6月建設許可件数
21:30 米国6月住宅着工件数
22:15 米国6月鉱工業生産
22:15 米国6月設備稼働率
27:00 米国米地区連銀経済報告
①財務省による為替介入の有無。ドル円は小幅ながら上昇へと転じており、円買いの勢いが薄れてきている印象。この流れが続いた場合に再び財務省による為替介入が実施されるか注目して見ておきたい。
②米国6月住宅着工件数、建設許可件数、鉱工業生産に注目。それぞれの指標を単体で細かく見るというよりも、全体感を把握するイメージで追っておきたい。
③英国6月CPI。グローバルなディスインフレの動きがどこまで広がっているかを確認するために、参考としたい。
ドル円チャートの注目点
まずは157.50円~159.50円のレンジで見ておくのがよいだろう。現在はレンジの中心に位置しており、しばし動きが出づらい状況かもしれない。
日米株価指数には大型から中型、小型株へとシフトする動きが見られており、外国為替相場にも流れの変化が起こるかどうか注目しておきたい。
レジスタンス:159.50円、162.00円
サポート:157.50円、153.60円
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