【海外Market見通し】
本日の海外市場では、ユーロドルは底堅い動きとなっています。アジア時間は昨日安値を下抜けて一時1.0876ドルまで値を下げる場面もみられましたが、豪ドル米ドルの上昇につれて1.0914ドルまで買い戻されました。市場参加者からは「一目転換線の1.0920ドルがレジスタンスレベル」との声も聞かれています。ドル円は「本日ここまでの高値148.55円が目先戻りの目処」として意識されています。今日の経済指標では、24時に1月ユーロ圏消費者信頼感指数速報値、1月米リッチモンド連銀製造業景気指数が発表されます。また、翌3時には米2年債入札が実施されます。
【アジアMarket概況】
本日の東京市場では、ドル円は上値の重い動きとなりました。朝方は一時147.93円まで値を下げる場面もみられましたが、株価の上昇などにつれて次第に下値を切り上げる展開に。一部で「中国は2780億ドル規模の株式救済案を検討している」と関係者の話として報じられると、豪ドル円を中心にクロス円が急伸。日銀が金融政策決定会合で政策の維持を決定すると昨日高値の148.33円を上抜けて一時148.55円まで買い上げられました。ただ、その後は日経平均の失速などに伴って伸び悩む展開に。植田日銀総裁が会見で「物価目標の実現確度、少しずつ高まっていると判断」などの見解を示すと、146.99円まで売りに押されました。日経平均は寄付きから大幅な上昇。後場寄付き後に440円近い上げ幅となったものの、その後はマイナス圏まで急速に値を消す展開。一旦はプラス圏を回復する場面もみられましたが、引けにかけては再び戻り売りに押されると、結局、29.38円安で取引を終えています。
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