本日の海外市場ではユーロドルは様子見の動き、ドル円は底堅い動き - 海外マーケットの見通し

Article By: フィナンシャルアナリスト

【海外Market見通し】

本日の海外市場では、ユーロドルは様子見の動きとなっています。アジア時間は目先材料不足のなか1.0916ドルから1.0935ドルの狭いレンジ取引にとどまりました。市場参加者からは「昨日安値の1.0893ドルがサポートレベル」との声も聞かれています。ドル円は「1220日の高値144.10円や一目均衡表基準線の位置する144.38円が戻りの目処」として意識されています。今日の経済指標では、1645分に12月仏CPI改定値が発表されます。1750分に仏、55分に独、18時にユーロ圏、30分に英の12月サービス部門PMI改定値が予定されています。22時には12月独CPI速報値、2215分には12ADP全米雇用報告、2230分には米新規失業保険申請件数が公表されます。また、2345分には12月米サービス部門PMI改定値、翌1時にはEIA週間在庫統計が明らかになります。

 

【アジアMarket概況】

本日の東京市場では、ドル円は底堅い動きとなりました。朝方は株価の下落などを受けて戻り売りが先行。一時142.86円まで値を下げる場面もみられましたが、NY時間の安値142.82円が目先の目処として意識されたほか、正月休暇明けとあって本邦実需の買いが仲値にかけて断続的に持ち込まれると次第に下値を切り上げる展開に。一時143.49円まで値を上げました。その後は143.23円まで下押ししたものの、株価が買戻されるなか、米長期金利の上昇につれて再び上値を試す動き。昨日高値の143.73円を上抜けて一時143.88円まで値を上げています。日経平均は寄付きから一時770円を超える大幅な下落となりましたが、その後は下げ幅を縮める動きに。結局、175.88円安で2024年大発会を終えています。


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