本日の海外市場ではユーロドルは方向感のない動き、ドル円は上値の重い動き - 海外マーケットの見通し

本日の海外市場では、ユーロドルは方向感のない動きとなっています。アジア時間はドル円の下落につれて1.1123ドルと昨日高値に面合わせしたものの、安値も1.1101ドルにとどまっており、狭いレンジでの取引となりました。市場参加者からは「7月27日の高値1.1150ドルが目先の上値目処」との声も聞かれています。ドル円は「14日の安値140.97円がサポートレベル」として意識されています。今日の経済指標では、21時に11月メキシコ失業率が発表されます。22時30分には11月米卸売在庫、米新規失業保険申請件数が予定されています。24時には11月米住宅販売保留指数が公表されます。翌1時にはEIA週間在庫統計が明らかになります。また、3時には米7年債入札が実施されます。

本日の東京市場では、ドル円は上値の重い動きとなりました。早朝から米系短期筋による売り仕掛けが観測されると昨日安値の141.55円を下抜けて下落。一時141.17円まで値を下げる場面もみられましたが、仲値に向けては本邦実需の買いがまとめて持ち込まれると141.66円まで買い戻されました。その後は再び141.08円まで安値を更新するなど、神経質な動きが繰り返されています。日経平均は寄付きから売りが先行。一時270円安まで値を下げました。その後は下げ幅を縮めたものの、結局、141.62円安で取引を終えています。