Asia Market Report 2022/11/07

本日の東京市場では、ドル円は方向感のない動きとなりました。週明け早朝のオセアニア市場では、「中国がゼロコロナ政策を維持する」との一部報道を受けて全般ドル買いが先行。一時147.26円まで値を上げました。その後は146.71円まで戻り売りに押されたものの、ランチタイムに入って147.34円まで買い戻されるなど、全般神経質な動きが繰り返されています。日経平均は寄付きから上昇。一時380円近い上げ幅となりました。後場に入ってからは高値圏でのもみ合いに終始。結局、327.90円高で週明けの取引を終えています。

本日の海外市場では、ユーロドルはもみ合いとなっています。アジア時間は早朝に一時0.9898ドルまで値を下げる場面もみられましたが、その後は0.9955ドルまで買い戻されています。市場参加者からは「一目均衡表雲上限の位置する0.9952ドルが終値ベースでポイント」との声も聞かれています。ドル円は「先週末安値の146.56円がサポートレベル」として意識されています。今日の経済指標では、16時に9月独鉱工業生産が発表されます。17時40分にはラガルドECB総裁、18時30分にはパネッタECB専務理事が講演します。翌5時には9月米消費者信用残高が予定されています。翌5時40分にはコリンズ米ボストン連銀総裁、メスター米クリーブランド連銀総裁が講演します。また、米国は冬時間に移行済みです。